—ある日ふと思った。
この手つかずのバルコニーを緑でいっぱいにしてみよう。
素足が気持ちいいデッキを敷いてみよう。
カラッと晴れた日曜日はソファを持ち出して本でも読もう。
家族みんなでランチもできるな。

都会のバルコニーは、我慢をしない大人のための天空の庭なのだ。—

 

 

内でもない外でもない空間だからこそできる生活の楽しみ方があります。日本人は昔から四季折々を通して縁側で豊なライフスタイルを楽しんできました。今でも一戸建ての住宅ならそれができますが、マンションはどうでしょう。狭いバルコニーでは寂しくサンダルが転がっているのがせいぜいでしょうか?

コーディネートの現場で「リビングが狭い」という嘆きの声を聞きますが、その時私たちはこう答えます。

「バルコニーがあるじゃないですか。ここを攻略すれば格段に生活が変わりますよ」

「春はお花見をしましょう。夏はスイカを食べたり小さなプールを出したり、秋はお月見をしたり、冬は毛布にくるまって澄んだ夜空の星を数えたりしましょう」

マンションをご購入する方々は家具の事は考えていてもバルコニーの予算組はしていません。しかし私たちは他の予算を割いてもバルコニーに居住性を持たせた方が生活を楽しめるのではないかと考えています。都市生活者のライフスタイルを彩る最後のスペース、それがバルコニーやベランダだと確信しているからです。

 

 

都会の狭小空間に住む人々にとって、バルコニーは未だ手つかずの聖域。
AREAでは春夏秋冬を楽しむバルコニーやベランダを設計デザインします。